添加剤の種類は、使用する顔料の種類に強く依存します。最初に推奨するのは、DISPERBYK-2200, DISPERBYK-2000, DISPERBYK-2001 です。
下地塗装システムでは、顔料に対して 70%の固体添加剤のレベルを推奨します。
上塗り塗料の場合は、DISPERBYK-2013, DISPERBYK-2200、DISPERBYK-2014 または DISPERBYK-161 を同レベルで添加することを推奨します。また、市販の実験室用製品(LP 製品)も利用可能です。これらの提案が役立ちそうでしたら弊社にご連絡ください。
DISPERBYK-190 は、樹脂フリーのスラリー研磨で非常に広範囲の製品を安定化するために適しています。透明酸化鉄にも適しています。この特殊な種類の顔料で生じる問題は、鉄イオンを含有しているため水性樹脂のゲル化を引き起こすということです。ゲル化を防ぐためには、スラリー研磨に 1~5%の DISPERBYK-102 を DISPERBYK-190(顔料に対して約 25%の固体添加剤)と組み合わせて添加することができます。レットダウンの前に、塗料システムの pH に合わせてスラリーの pH を調整することを忘れないでください。
水の蒸発速度が遥かに遅いため、水性でのメタリック配向の機構は大きく異なります。つまり、有効な顔料配向の主要な機構は塗料のレオロジーです。したがって、塗料中のフレークの配向を維持するためには、ある程度の弾性部分を持つ擬塑性を付与する添加剤が必要です。ここでは、AQUATIX 8421 を試験することを強く推奨したいと思います。このワックスを適切な量で使用することで、メタリック配向のための良好なレオロジープロファイルが得られます。ただし、塗布粘度の調整はフローカップで行うべきではないということを覚えておいてください。擬塑性が要求される場合にフローカップは適切なツールではありません。この調整には回転粘度計を使用する必要があります。より高いフロップ値が必要な場合は、AQUATIX 8421 と Laponite RD を併用することができます。
最初に、撹拌しながら LAPONITE を脱塩水にゆっくりと添加しなければなりません。これにより、ゲル粒子の形成が防がれます。また、LAPONITE 溶液が液体である間にのみ添加することも重要です。ポリプロピレングリコールの後添加により、LAPONITE 溶液の使用時間は劇的に増加します。
DISPERBYK-2012 と DISPERBYK-2014 は、減水とエマルションの両方の場合に、樹脂含有顔料の研磨に対する弊社の最初の選択です。スラリー研磨により、アミン、増粘剤、界面活性剤、共溶剤の存在が可能になります。両製品は、主に透明および不透明の有機顔料などの広範囲の顔料について良好な安定化をもたらします。カーボンブラックでは高漆黒度が得られます。pH に敏感なシステムの安定性に悪影響はありません。
貯蔵安定性を向上するために、LAPONITE RD の添加量を 2%または 2.5%まで減少して試し、ポリプロピレングリコールと同量の LAPONITE をクリア溶剤に溶解した後に添加してください。LAPONITE RD の含有量を少なくすると、溶液の貯蔵安定性は長くなります。また、導電率またはイオン量が非常に低い、高度精製水を使用することも重要です。
一般に、この問題に対して次の添加剤の 1 つを選択することができます。溶剤系システムについての話だと思いますが、その場合は弊社の DISPERBYK-162 または DISPERBYK-110 を 2.0~2.5%(顔料に対する固体)の添加量で試すことができます。また、見た目を均一にする(曇りを防止する)ためには、アルミニウムフレークの配向が重要です。この目的では次の添加剤を提案します。CERAFAK 103, CERAFAK 106, CERAFAK 110(芳香族フリー)、CERATIX 8561、CERATIX 8563 または CERATIX 8566(芳香族フリー)。水性システムについての話でしたら、弊社の DISPERBYK-180、DISPERBYK-192 または DISPERBYK-2060 を推奨、配向のためには弊社の AQUATIX-8421 と Laponite-RD の併用を推奨します。
提供された情報が限られているため、一般的な推奨事項の一部をお伝えすることしかできません。一般に、溶剤系システムの場合、弊社製品の DISPERBYK-162 または DISPERBYK-110 を使用することが可能です。通常、アルミニウム顔料には DISPERBYK-162 の方が適しています。ただし、一部のグレードのアルミニウムには DISPERBYK-110 が適しています。パール調顔料に対しては、ほとんどの場合、DISPERBYK-110 が最初の選択で、次にDISPERBYK-162 です。添加量は、アルミニウム顔料の場合は約 2~2.5%(顔料に対する固体)、パール調顔料の場合は 1.5~3%(顔料に対するこ固体)にしてください。水性システムの場合は、顔料に応じて DISPERBYK-2060、DISPERBYK-192 または DISPERBYK-180 を提案します。使用量は、アルミニウム顔料の場合は 2~5%の間(固体顔料に対する固体)、パール調顔料の場合は約 5%(顔料に対する固体)にしてください。
ご説明のシステムでたれ抵抗性を向上するためには、以下の製品を試すことが可能です:RHEOBYK-415、RHEOBYK-430、RHEOBYK-431。RHEOBYK-415 は、温度に依存しないたれ防止性を与える尿素変性溶液です。RHEOBYK-430(高分子尿素変性中極性ポリアミドの溶液)と RHEOBYK-431(高分子尿素変性非極性ポリアミドの溶液)は、擬塑性流動挙動、塗布後の高速な粘度回復、優れたたれ防止性が得られます。特に 50 ℃までの温度。ただし、増粘効果は常に溶剤の極性に依存するため、提案したすべての添加剤について試行し、たれ抵抗性とレベリングのバランスを維持することを推奨します。
通常、この顔料に対して有効な添加剤は DISPERBYK-163 です。CAB 含有システムについての話でしたら、DISPERBYK-2000 または DISPERBYK-2001 の使用を試すと良いかもしれません。ミルベースの粘度を低下させるためには、3~5%の n- ブタノールをミルベースに添加すると良いでしょう。推奨される添加量は、顔料に対して 15%の固体添加剤です。テクニカルサービスサポート
ご依頼ありがとうございます。Aerosil 200 のような親水性ヒュームドシリカと RHEOBYK-100 または RHEOBYK-7590 のようなひまし油誘導体の 2 つのチキソトロピー剤の併用を推奨します。Aerosil に対して約 20%の RHEOBYK-R 605 を添加することで、Aerosil の効率を向上することができます。
アミン促進性のパテでは、弊社の湿潤分散剤 BYK-W 969 をフィラーに対して 1%で使用することで、フィラーの充填を約 10%から 15%増加することができます。
コバルト促進性のパテでは、フィラーに対して 1%の BYK-W 966 を使用することで、約 6%のフィラーの増加を実現することができます。フィラーの増加を望まない場合は、これらの添加剤で粘度を下げるだけも可能です。その結果、沈降やたれの問題がない非常に滑らかなパテの調合が得られます。一般に、BYK-W 966 を含むパテは分離する量が減少します。
最初に、DISPERBYK-2012、DISPERBYK-2014、DISPERBYK-190 を試してください。フタロシアニン顔料について計算された湿潤分散剤の活性物質の 20~30%を使用することを推奨します。
Irgazine Red と Cinquasia Violet には DISPERBYK-2001 をお試しください(計算:顔料に対して 25%の固体添加剤)。使用する TiO2 に応じて、DISPERBYK-110(塩基処理された TiO2 向け)または DISPERBYK-180(酸処理された TiO2 向け)が最適な選択です(TiO2 に対して 1.5%の固体添加剤)。共研磨(すべての顔料を合わせて研磨する)の場合、個別の顔料について計算し、それに従って湿潤分散剤の量を加算してください。
説明されている現象は、下地塗装の分野で非常によく知られています。多くの場合、顔料が十分に安定化されていても、CAB は問題を引き起こします。主な注意事項として、次の 2 つがあります。顔料そのものの安定化。Irgazin Blue には 15% DISPERBYK-110(顔料に対する固体添加剤)、Violet I には 25%の DISPERBYK-2000または DISPERBYK-2001 の使用を推奨します。残念ながら、どちらがより適切な選択かはシステムに強く依存するため、提案することができません。最初に DISPERBYK-2001 を試すのはどうでしょうか。上記の 3 つの添加剤はすべて、CAB を添加したときの安定性を向上させます。次に、CAB 溶液は確実により高いせん断力の下で添加してください(高速溶解機)。多くの場合、低速での導入(例えば撹拌機による導入など)は再凝結の理由になります。また、CAB を添加する前のピグメントコンセントレートの粘度を高くすることも、より高いせん断力を加えるために有効です。これらの提案により、求めている結果が得られるはずです。
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