BYK Logo

BYKの経営陣交代

  • 現在、BYKの最高技術責任者(CTO)であるDr. Jörg Hinnerwischが社長に就任し、ALTANAの経営陣に加わる。
  • Dr. Tammo Boinowitz(現BYK社長)は、今年の初めから就任しているALTANA経営取締役会の職務に専念する。
  • 塗料添加剤部門の責任者であるDr. Stefan Mößmerが、BYKのマーケティング&営業統括責任者に就任。

Wesel,  2023年9月5日 –スペシャリティケミカル・グループのALTANAは、その最大事業部門であるBYK(添加剤&測定機器)の経営陣の交代を発表しました。2023年10月1日付で、Dr. Tammo BoinowitzがBYKの最高技術責任者(CTO)であるDr. Jörg Hinnerwischに同部門のグローバル経営のバトンタッチを行います。Dr. Hinnerwischは、この新たな任務において、ALTANAの執行経営陣の一員となります。Dr. Boinowitzは今後、ALTANAの経営取締役会の職務に専念します。2021年初めにALTANAに入社し、BYKの社長に就任する前、化学の博士号を持つDr. Boinowitzは、顧客、技術、そしてイノベーションに重点を置いたスペシャリティ ケミカルの分野で25年以上の経験を積み重ねてきました。

Dr. Jörg Hinnerwisch

Dr. Jörg Hinnerwisch (46歳)は、2020年初頭にBYKの最高技術責任者(CTO)に就任しました。在任中、同部門のグローバルな研究開発活動を推進し、大きな成果として、持続可能性分野の体系的な確立、エネルギー貯蔵(電池分野)およびバイオベース添加剤分野におけるいくつかの先駆的イノベーションが挙げられます。また、ハイスループット・スクリーニング(HTS)施設の立ち上げで重要な役割を果たし、研究開発における自動合成などプロセスのデジタル化を牽引しました。

Dr. Jörg HinnerwischのALTANAグループでの16年間の経験を紹介しますと、2007年、博士号を取得し、経営学を専攻した生化学者である同氏は、ALTANAコーポレート・イノベーション部門でキャリアをスタートさせました。3年後、ELANTAS部門に異動し、直近ではフレキシブル電気絶縁製品グループの責任者となり、2017年には、BYKの研究開発部門の湿潤分散技術グループの責任者を務めました。

「私たちは、BYK社とALTANA グループ全体を包括的に理解し、卓越した専門知識を持つDr. Jörg HinnerwischをBYKの社長として迎えることができたことを嬉しく思います。」とALTANA の経営取締役会メンバーであるDr. Tammo Boinowitzは述べています。また、ALTANA AGのCEOであるMartin Babilas氏は次のように語っています: 「Dr. Jörg Hinnerwischが、ちょうど150年前に始まったBYKの起業家としての勇気、革新的な考え方、問題解決能力といったサクセスストーリーを引き継いでくれるものと確信しています。同氏が BYK 社の社長として、また ALTANA 社の経営陣の新メンバーとして、成功と喜びに満ちた歩みを続けられることを心より願っています。」

Dr. Stefan Mößmer

また、2023年10月1日付で、Dr. Stefan Mößmer(54歳)がBYKのマーケティング&営業統括責任者に就任します。 この新たな役職は、顧客志向および市場志向のすべての活動を統括し強化することを目的としています。

Dr. Stefan Mößmerは、2000年からBYKに在籍し、研究開発部門でさまざまな役職を歴任した後、化学博士号を持つMößmer氏は、2006年に湿潤分散剤製品グループの責任者に就任しました。2010年には製品グループマネジメントの全責任を担い、2013年からは塗料添加剤部門の責任者となり、彼の在任中に売上高は倍増しました。

Press Releases | 2023年9月5日

プレス(報道)コンタクト

Press photo Dr. Jörg Hinnerwisch(.jpg)
Press photo Dr. Stefan Mößmer(.jpg)
BYKについて

BYKは、スペシャリティケミカルの分野で世界をリードするサプライヤーのひとつです。当社の革新的な添加剤と的確な技術サービスは、製品性能や製造工程を最適化します。BYK添加剤は、少量添加で、耐擦り傷性、表面光沢、機械的強度、流動性、材料特性(例えばUV-と光安定性または難燃性)を向上させ課題解決に優れた効果を発揮します。BYK測定機器は、色、光沢、外観や物性の品質を効果的に評価することができ、品質管理の重要な役割を担っています。

 

塗料、インキ、プラスチックは、BYK製品の主な適用分野です。その他、接着剤・シーラント、洗浄剤、床コーティング、潤滑油分野、さらに、建設化学や石油ガス、鋳造などの用途にも効果的にお使いいただいています。

 

BYKは、グローバルに活動拠点を持ち、その生産拠点は、ドイツ(Wesel、Kempen、Schkopau、Moosburg、Geretsried)、オランダ(Deventer、Denekamp、Nijverdal)、英国(Widnes)、米国(Wallingford、Chester、Columbia、Earth City、Gonzales、Louisville、Pittsford)、中国(Shanghai、Tongling)にあります。

 

BYKは、ALTANAグループのメンバーで、全世界に2,500名を超える従業員を擁しています。