持続可能性のためのイノベーション:BYK-346
BYK-346 は、環境に優しい新世代塗料向けの最初の添加剤の 1 つです: 水系塗料用BYK-346は1992年に上市されました。従来の溶剤型塗料は乾燥時に健康や環境に有害な蒸気を発生させるため、水系塗料への切り替えを進めるメーカーが増えてきていました。
しかし、この新しいシステムは難しいもので、水系塗料は発泡しやすく、塗布後に閉じた塗装面が得られないことがよくあります。水系塗料を溶剤系塗料と同等の品質で製造するためには、新しい添加剤が必要であり、BYKの研究チームはそれを開発してきました。
特に、BYK-346 は、上市直後から製造業者にとって大きな助けとなっています。この新しい添加剤は、塗料が基材を最適に濡らし、閉じた塗膜を形成するのに役立ちます。BYKはその後、特殊な消泡剤や湿潤分散剤など、より多くの水系塗料用製品を市場に投入してきました。1993年には、BYKの技術革新の半分が、より環境に優しい塗料用の添加剤となっています。
近年、BYKは持続可能性の向上に貢献する添加剤の開発を進めています。ALTANA社のCEOである Martin Babilas氏は、 「BYKの製品は、当社のエコロジカル・フットプリント(環境負荷) よりもはるかに大きな貢献をしています」と強調し、 「より持続可能な社会への道筋の中で、BYKは間違いなくその解 決策の一翼を担っています」と付け加えました。